2009年8月19日

セラピーロードの宿「山遊亭」さんの冷泉にアンチエイジング効果が




昨日、森林セラピーロードにほど近い民宿「山遊亭」の冷泉の源泉に案内してもらい、アンチエイジングや抗がん作用に影響するため注目されている「酸化還元電位」を測定してきました。冷泉は広大な久保谷天然林の地下からパイプを通して勢いよく湧出していました。温泉卵のにおいがする弱アルカリ(pH8)のなよやかなお水です。山遊亭は人口が減ってゆく松原の地域活性化を願って下元区長さんがあえて開業された素敵な”昭和ロマン”のお宿で、この源泉からのお風呂に入ることができます。
冷泉源泉の酸化還元電位(酸化還元電位計ORP-pro佐藤商事製で測定)の結果はというと、-110mVというとても「還元」的な泉質でした。(還元度が高いというのは、平たく言うと電子をどんどん与えてくれる状態ということです。逆に還元度が低く酸化度が高いのは、電子を奪われて、さび付くイメージです)日本温泉総合研究所のホームページを拝見すると酸化還元電位は新しい温泉の評価方法として注目されており、全国の主要な温泉の測定値が発表されています。こちらと同じpH8程度のアルカリ温泉では、酸化還元電位はー200mVから+500mVの還元系の泉質のところが多く、山遊亭さんのー110mVは全国の中でもかなり還元度が高い結果でした。
温泉の酸化還元電位について、こんな研究論文が九州大学・東京大学・早稲田大学の共同研究で発表されています。遺伝子物質である核酸が活性酸素で酸化され(すなわち電子を奪われて)変性して、ガンを起こしかねない状態になっている人が還元度の高い温泉に10日間入ることで統計学的に有意にその酸化度が回復していると。また別の研究では、還元度の高い温泉に入ると血糖値が上がりにくくなる、お肌の還元度も増して、弾力が増えたというものもあります。
私も山遊亭さんの冷泉に、せっせと入りに行こう、と思います!
こんど9月3-6日に行われるモニターツアーに来てくださる皆様、期待してくださいね。
アンチエイジングや抗がん効果をもたらす泉をこんこんと湧き出だしてくれる四万十源流の森と山に感謝です。この自然がいつまでも持続可能でありますように・・・。

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