2012年6月24日

メンタル・ヘルス&森林セラピ-事前学習会


「メンタル・ヘルス&森林セラピ-事前学習会 第1回」が
 平成24年6月5日(火) 松原ふれあいセンターで行われ、参加者11名(松原住民7、区以外のまろうど会2、松原診療所2)が
「こころの病気の概要とミーティングの重要性」について、今回の事業の監修者を務めていただく 京都橘大学教授 羽下大信先生」よりお話を伺いました。
以下はお話の要旨です。(宜保美紀まとめ)
羽下大信先生
羽下大信先生
兵庫県臨床心理士会長、京都橘大学教授














新しい事業への取り組みについて
段取りや見通しをつけると不安が減る。
心を一つにして、と思わなくていい。
ちょっとやってみよう、その気になった、という人が数人いたら、
できることを出し合って始めるのでいい。
作り上げようとしなくていい。
一方的にサービスを提供するのは無理。
受け入れる方、来る方がお互いに少しずつ持ち出しあってやるのがいい。
お世話するだけ、されるだけ、という関係はうつ・燃え尽きを起こしやすい。
一方的な関係は人をしんどくさせる。
NOと言えない、こうすべき、こうでないといけない、うまく行かない時も
気合でやろうとすると、うつや燃え尽きになりやすい。
お互いを知っていて、やりとりしていると、うつになりにくい。

「うつ」について
【うつの原因】
・分断・孤立
都会では、仕事と収入が生活の基本になっているので、地域で近所と付き合わない。せ いぜい子どもの保育所や学校つながりくらい。
トラブルを起こしたくないから付き合わない。
つながりがないとうつになりやすい→うつは町・近代的生活(分断されている)に
い。
・自分の意志でなく命令で動かないといけないときにうつになりやすい
高収入を目指して学歴をつけて大企業に入り、命令で動かされるようになってうつになるパタ-ンが多い。人はそもそも命令されるのは嫌い。
仕事の上でも業務命令が強まっている。
自分なりに何とかつじつまを合わせていても、移動(転勤、職階が上がる、職種が変わるなど)のときに合わせられなくなる。あたかも含み資産が尽きてしまったように。

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